土木技術者になろうと思ったきっかけ
元々ものづくりが好きで、小さな頃は地元を散策して手作りの地図をつくっていました。
中学生になり高校進学を考える様になった時、自分たちの生活や自然と深くかかわるような技術を学びたいと思い、地元にある苫小牧高専の環境都市工学科に進学しました。
高専の本科は5年間ですが、もっと多くの知識や技術を身に付けて、人々の生活を支えるインフラ整備に関わる技術者になりたい!と考え、さらに専攻科に進んで2年間学びました。
入社を決めた理由
就職は土木関係の調査・設計業務を担う建設コンサルタントを考えていました。そんなとき、会社説明会で北開工営の話を聞いて、“道路附属物点検”という耳慣れない単語に興味を持ったのがきっかけです。「インフラ整備」と言っても新たに計画や建設するだけではなく、最近は既存の施設を補修・補強して長く使うための事業が増えている、と言う事でした。
近年は、社会インフラの老朽化が進み、その膨大な量の維持管理が課題となっています。そういった中で、重要な役割の一端を担う“道路附属物点検”というものに関わってみたいと思いました。
また、一つの会社の中で土木以外の技術分野(電気通信、機械設備、建築)との連携を図って業務に取り組む、と言う事にもとても関心を持ちました。
建設分野でも、ICT(情報通信技術)は必要不可欠です。実務に関わりながら他の分野の知識も得られるのではないかと思いました。
その後、会社を訪問してみて、利便性(立地、公共交通機関)や福利厚生(フレックスタイム制度や時間単位有給休暇制度)などが充実していること、穏やかな社内の雰囲気や対応していただいた方々の人柄の良さなどを感じて入社を決めました。
仕事のやりがい
まだ入社して2年目なので、調査業務や資料収集・整理、打合せ等に先輩方に同行して、業務の内容や手順などを学んでいく、という事が多いですが、その中で道路の設計業務に携わる機会がありました。
設計条件や周辺住民の要望などを考慮して、発注者と協議を重ねながら道路を設計することに面白さ・やりがいを感じました。発注者に成果品を納めたときや通勤・外勤などで現場に通りかかった際に、工事の様子や出来上がった道路が利用されている状況を見るだけでも、大きな満足感・達成感があります。“早く自分で協議や調整、設計が出来るようになりたい!”と思いました。
また、説明会の時に興味を抱いた“道路附属物点検”ですが、最初は高所作業車での点検作業に足がすくみましたが、今では平気になりました。場所によっては早朝や夜間の作業になる事もありますが、色々な地方に行けるのも楽しみの一つです。
最初は分からないことも多々ありますが、周囲の先輩方が丁寧に教えてくれます。作業がスムーズに進められたときは、自分が成長していることを実感できて嬉しいです。これから様々な業務を経験して、自分ができることを増やしていきたいです。
ある一日のスケジュール
- 9:00
- 出社(家から地下鉄駅までは自転車で。健康維持と運動不足の解消にもなります)
今日のスケジュール、メールを確認 - 10:00
- 発注者と設計協議を行うため、先輩社員とともに打合せ場所へ移動
協議内容はチーム内で事前に確認 - 11:00
- 発注者との協議
協議メモを取りながら、予定していた協議内容に漏れがないか確認 - 12:00
- お昼休み
午後の作業に備えてリラックス - 13:00
- 業務進捗の進捗状況や発注者との協議内容をもとに、今後の工程を社内で打合せ
- 14:00
- 資料収集や整理、図面作成(AutoCAD)、数量作成など
わからないところは先輩方に教わりながらやっています - 16:00
- 社内技術士勉強会に参加
資料の探し方・読み方や効果的な文書の作成方法などについて学ぶ
(二次試験の受験資格を得られるのはまだ先ですが、今からコツコツと準備をしています) - 17:45
- 退社
今日は趣味のダンスのために、足取り軽やかにマズルカステップで帰ります。
(こう見えても身体が柔らかくて筋肉質なんです!)